山形県・庄内の田んぼに浮かぶ「ショウナイホテル スイデンテラス」
山形・庄内を代表する景色のひとつが、どこまでも続く水田。そんなのどかな山里の原風景と一体化するようなホテルが「ショウナイホテル スイデンテラス(SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE)」。その姿は、まるで田んぼに浮かんでいるようなのです。
その他「豊かな暮らしのエッセンス - ホテルのコンセプトルーム」の記事はこちら
木とガラスと白壁に包まれた迷宮世界が広がっている
一面緑の稲穂が風に揺れる田んぼの中に、あぜ道のように続く長いアプローチ。そんな原風景に溶け込む木造低層2階建ての「ショウナイホテル スイデンテラス(SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE)」。
その他「豊かな暮らしのエッセンス - ホテルのコンセプトルーム」の記事はこちら
世界的な建築家・坂茂氏により設計されたホテルは、館内に一歩踏み込むと木のやわらかなぬくもりに包まれ、時間がゆっくり流れているようなリラックスした空間が広がります。
2階の板張りのロビーには大空間が広がり、随所にソファーやテーブルなどが配され、お気に入りの場所を見つけられそう。20mを超える壁面いっぱいに本が並ぶライブラリーもあり、何をするわけでもない、素敵な休日を過ごせそうな予感。
その他「豊かな暮らしのエッセンス - ホテルのコンセプトルーム」の記事はこちら
このフロントやレストランがある共有棟から、「G棟」「H棟」「Y棟」という3つの棟がガラス面を多用した回廊で結ばれているのですが、サインも最小限に抑えられているので、白壁と木肌の迷宮世界に迷い込んだような雰囲気。でも、どこからも水田を望み、非日常性もあって客室に行くまでの時間も楽しめてしまうのがスゴイところ!
回廊まわりは・・・
階段まわりは・・・
その他「豊かな暮らしのエッセンス - ホテルのコンセプトルーム」の記事はこちら
オープンテラスは・・・
客室まわりは・・・
その他「豊かな暮らしのエッセンス - ホテルのコンセプトルーム」の記事はこちら
どこでも絵になってしまいます。ちなみに「G」「H」「Y」は、修験の山として名を馳せる出羽三山「月山(がっさん)」「羽黒山」「湯殿山」の頭文字をとったもの。
白木のぬくもりに包まれた無駄なものが隠されたミニマル客室
その他「豊かな暮らしのエッセンス - ホテルのコンセプトルーム」の記事はこちら
客室はダブルやツインなどのほか、メゾネットタイプもそろう全9種類。華美な装飾は避け、白壁と木肌のぬくもりを生かした客室はミニマルな装い。エアコンや冷蔵庫、ポットまでもすべて壁面収納され、無駄なものが一切目につかない造りになっています。
22平方メートル以上の広さが確保された全客室には、シモンズのベッドが備わり、椅子やベッドボードなどには段ボールのような素材の“紙管”が使われているなどのアクセントも。環境への負荷が少ない全身洗うことができるオールインワンシャンプーなどのアメニティーがそろっています。
その他「豊かな暮らしのエッセンス - ホテルのコンセプトルーム」の記事はこちら
どの客室も壁面いっぱいの大きな窓がとられていますが、「テラス付田園ビューダブル」は、水田を目の前に望むことができて開放感は抜群! 夏の緑、秋の黄金色に染まる水田に加え、冬は一面の雪、春先の田んぼの水に浮くような景観など、四季を通じでここでしか見ることのできない景色に包まれます。
地下1200mの田んぼに湧く天然温泉
変化にとんだ水田の景観は、館内のあちらこちらで楽しめるのですが、見逃せないのがお風呂。ドーム型をしたスパには、地下1200mから汲み上げられる天然温泉が備わっているのです。
その他「豊かな暮らしのエッセンス - ホテルのコンセプトルーム」の記事はこちら
木の梁が幾重にも渡り、光の加減によって虹色に光る青いレインボータイルが存在感たっぷり。肌に心地好い洗いざらしの内湯に加えて、弧を描くような露天風呂(男性のみ)からは水田を一望。遮るものがなく庄内平野を見渡すような眺望に包まれていると、小さなことはどうでもよくなってしまう心地好さです。
- ショウナイホテル スイデンテラス
- https://suiden-terrasse.yamagata-design.com/concept.html
- 山形県鶴岡市北京田下鳥ノ巣23-1
- 【料金】素泊まり8000円~/朝食付き9620円~/2食付き1万2428円~
- 【CHECK IN/OUT】15:30/10:00
- 【客室数】143室
- 【アクセス】JR「鶴岡駅」よりタクシーで約15分
これまで電車や高速バスなどでも行きにくかった山形・庄内エリア。2019年8月1日より、国内LCCシェアNo.1のジェットスターが、東京(成田)と庄内を結ぶ定期便の新規運航を開始。片道4490円~というリーズナブルな料金で、山形・庄内まで行くことができます。毎日運航予定で東京(成田)発は13時、庄内発は14時50分。約1時間のフライトで今まで馴染みの薄かった庄内への旅行が楽しめます。
【HP】ジェットスター |
Photos:tawawa
その他「豊かな暮らしのエッセンス - ホテルのコンセプトルーム」の記事はこちら
記事は取材当時のものです。