栃木のパワースポット 天狗の宿として注目の古峯ヶ原古峯神社、その神秘に触れてきました!

鹿沼 古峯神社

 

栃木県鹿沼市にある古峯ヶ原古峯神社。いま鹿沼市で一番の観光スポットとして人気のこの神社は、鹿沼の市街地から大芦川の源流に向かって車で40分ほど。山深い自然に抱かれた土地に日本武尊(ヤマトタケル)を祀る由緒正しい社として鎮座しています。その人気は一体何なのか、神秘を紐解くべく編集部も直接足を運んできました。

 

 

初夏の陽射しが眩しい6月の初め。編集部は鹿沼市で一番の観光スポットだという「古峯神社」へ向かっていました。途中お会いした地元の方は「あんな遠くまで行く気なの!?」とびっくりされていましたが、秘境にあるとは事前に耳にしていたので覚悟はすでに決まっています。

 

鹿沼駅から1時間に1本運行している路線バスの終点が、今回の目的地である「古峯神社(ふるみねじんじゃ)」です。およそ1時間、バスに揺られてどんどん山道を登って行きます。

 

そしてようやく終点へ。バスを降りてまずはじめに感じたことは、人がいっぱいいる、です。鹿沼市内でもほとんど歩く人を見ないほどだったのに、神社の参道にはたくさんの参拝客の姿が。

 

お土産屋さんも賑わいを見せていて、休憩所で食事をとる方も多い様子。正直ここまで人が多いとは思いませんでした。お土産屋さんのおじさん曰く、テレビで取り上げられてから物凄い人気なのだそう。(ちなみに伺ったのは土曜日でした)

 

坂を上ってすぐ、神社の鳥居に到着。そういえば途中バスで大きな「一の鳥居」を通ってきました。

 

 

大芦川の清流。ここは源流の近くのようです。

 

鹿沼 古峯神社

 

境内の空気も清々しく、市街より気温も低く感じます。

紅葉の時期はさぞかしうつくしい景色を楽しむことができるのでしょう。

 

 

本殿は奥ゆかしい茅葺の建物です。参拝を済ませてから、本殿に上がらせていただきます。

 

 

中は思っていたよりも広く、拝殿の他に休憩所のような広間もありました。

 

そして、天狗がそこかしこに。拝殿には立派な天狗の像が祀られています。

 

鹿沼 古峯神社

鹿沼 古峯神社

 

立派な烏天狗と大天狗です。特に格の高い天狗は、羽でできた団扇を持っているそうです。この団扇自体にも妖力があり、退魔の力などがあると言われています。

 

鹿沼 古峯神社

 

天狗は御祭神の日本武尊の使いであり、崇敬者に降りかかる災厄を飛翔して払ってくれると考えられているのだそう。

そこかしこに天狗の面が掲げてあり、どこを歩いていても天狗に見られているような、不思議な雰囲気です。

 

そしてこの古峯神社、宿泊(参籠)もすることができます。心を鎮めて大神様の御神徳を賜ることができると、たくさんの方が宿泊に訪れるそうです。

 

そして、古峯神社がいま注目されているのは、この天狗の御朱印です。他の神社でも稀を見ない迫力ある御朱印は、人気のものだと数ヶ月待ちなのだそう。編集部が伺った日にもたくさんの方が御朱印に並ばれていました。

 

鹿沼 古峯神社 御朱印

 

御朱印人気は未だに衰えを見せないようで、なかでも古峯神社の御朱印は特別人気があるのだそう。この迫力を見てみるとそれも納得してしまいますね。

 

さすがに何ヶ月も御朱印を待つことができない…そんな方には、印刷した御朱印を授けていただけます。編集部もせっかくなので一番人気の天狗の御朱印をいただいて帰ることに。

 

鹿沼 古峯神社 御朱印

 

御朱印は参拝の証であり、ご利益があるとされているもの。旅の記念に大切にしたいと思います。

帰りのバスは17時が最終便。この時間でもまだまだ車で参拝にやってくる方の姿が少なくありません。バスの運転手さんとお話をしていると、混雑するときには駐車場も満車状態、バスも多くの参拝客で賑わうそうです。

 

お土産屋さんではこの、天狗屋さんのお団子が大人気。味噌とお醤油の2種類の味があり、行列をなしてみなさん召し上がっていきます。編集部もバスを待ちながらお団子をいただきました。

 

鹿沼 古峯神社

 

栃木といえば日光が有名ですが、この古峯神社も素晴らしい自然と神秘の体験を得ることができる素敵な場所でした。アクセスは少し不便ですが、訪れてみればそんな苦労は忘れてしまいます。

 

都内から日帰りで訪れることもできますが、次回は是非宿泊をして隣にある風光明媚な日本庭園「古峯園」も楽しんでみたいと思います。天狗の神秘的な力を受けに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

記事は訪問当時のものです。