神戸で温かみのある「暮らしに寄り添うかばん」を手仕事で作り続ける工房「clueto」

 

私たちの日常に欠かせないもの、鞄。日々の気分だったり、シチュエーションに合わせて自分の一部になってくれる。そんな鞄を手作りで作り続けている工房が神戸にあるclueto(クルート)です。シンプルながら考え抜かれたデザインはしっくりと自分に馴染み、また天然の素材を使うことで時間と共に味わいが深まっていく様子が楽しめます。どんな自分にもお供してくれる、お気に入りの鞄が見つかる、そんなお店です。

 

 

やさしいかばん

cluetoの鞄を初めて見たときに感じたのは、デザインがとにかく「やさしそう」なこと。かわいい、とは少し違っていて、なんだかこれは自分に似合いそうだと、直感めいた気持ちにさせてくれる鞄なのです。

そんなcluetoがものづくりで大切にしていることは「暮らしによりそうかばん」ということ。日々の生活の中で当たり前のように使ってもらえるものづくりを目指しています。

 

 

特別じゃないけれどぬくもりのあるかばんに

あえて、とっておきではない日常のものを作るように心がけているそう。そして人の体に優しく寄り添ってくれるものにするために天然素材を使い、できる限り人の手で作ることを大切に。ひとつひとつ丁寧に作られているから、修理もできる、長く使ってもらうことを前提に考えられた鞄なのです。シンプルだけれど丈夫なのがcluetoの鞄の魅力のひとつ。

 

 

天然の素材を楽しむ

商品はタンニン染めの帆布とタンニンなめしの革、真鍮の金具をメインに使っています。どれも使い込んでいくと味わい深い風合いに変化してゆくので、どんどん自分のものになってゆく楽しみを感じることができます。

 

また帆布の鞄には珍しく、裏地が付いているところがポイント。一般的な裏地ではなく、丈夫な綿素材を使うことで細かいポケットなども付けることができ、とても実用的な仕上がりになっています。シンプルなデザインもいいけれど、cluetoのお客さまはこの気の利いたポケットなど、使い勝手の良さの虜になる方が多いそう。

 

 

商品を手にすることで、ちょっぴり豊かになる自分の暮らしの場面を想像してもらえると嬉しいです、とcluetoの北川さん。

 

これからも色々な方に商品を使っていっていただきたいとのこと。また、新しい素材を一から開発したり、今の状態に満足せずにより良いものを作っていきたいとおっしゃっていました。

 

手作りのcluetoのバッグ、ぜひ機会があれば神戸のお店に立ち寄ってみてください。

記事は取材当時のものです。詳細はショップまでお問い合わせください。