きるるはらら

物語のあるモノと暮らしマガジン

「蔵前」という地名をご存知ですか? 東京都台東区、浅草の南、隅田川の右岸に位置するこの街は、いまにわかに話題となっているのです。

古くは江戸幕府がこの地に浅草御蔵や船着場を作り、周辺を御蔵前(おくらまえ)と呼んだことに由来しています。札差や米問屋が集まり繁栄しましたが、明治以降は人形や玩具、文房具、雑貨などの卸売問屋が集まるようになりました。

蔵前にもともと根付いていた工場や職人さんたちに加え、さらに新しいクリエイターの工房や店舗が集まり始め、ここは温故知新のものづくりの街として新しく生まれ変わろうとしています。

蔵前を含む東京下町は「東東京」「イースト東京」をも呼ばれ、現在では下町の散策ルートとして人気のある地域となりました。蔵前、浅草橋、浅草、根津、御徒町…いま、東京の東側はものづくりが盛んな魅力的な地域です。

今回はその中でも蔵前に焦点を絞って、編集部おすすめの素敵なお店をご紹介したいと思います。

蔵前で有名なのがこの「タイガービル」。東京大空襲にも焼け残った歴史ある建造物で、台東区内に現存するビルの中ではもっとも古く、国の登録有形文化財にも指定されています。その堂々とした佇まいには思わず立ち止まって見上げてしまう、時によって育まれた威厳があります。レトロな丸窓もなんとも魅力的ですね。

今回ご紹介するショップはこの周辺に数多く点在しています。

  • Maito Design Works

    Maito Design Works

    マイトデザインワークスでは、「自然にも人にも優しくありたい。使い手と共に年を重ねていけるようなものづくり」をテーマに天然素材の草木染めの製品を制作、販売しています。自然の生命力を感じられる草木染めの製品には、楽しい驚きが詰まっています。

  • カキモリ

    カキモリ

    言わずと知れた人気文房具店。すべての商品を手にとって試すことができるほか、行列ができるオーダーノートの作成や、オリジナルのインクスタンドが何と言ってもこのお店の魅力。一度は足を運んでもらいたい文房具店です。新しい発見に出会えること間違いなし。

  • 傳 tutaee

    傳 tutaee

    前述のタイガービルの中にアトリエを構えるアパレルショップ。日本の伝統の技術を、現代の感性で魅力的な製品に昇華しています。全国の職人さんとの繋がり、技術を大切に、常に新しいプロダクトに取り組んでいます。来店はアポイント制なので事前にお電話を。

  • m+ (エムピウ)

    m+ (エムピウ)

    エムピウは自然が育む天然素材、確かな職人の技、そして使い手の一人一人が関わりながら、革製品を生み出しています。デザイン性が高く、使いやすさにもこだわった製品はぜひ一度手にとってその心地よさを味わってみてください。

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  • CAMERA

    CAMERA

    オリジナルのレザーグッズ「numeri」と焼き菓子のお店です。ショップとカフェのとか、ワークショップなどのイベントスペースがある複合コンセプトのお店なので、足を運ぶたびに新しい発見があります。様々な目的で楽しめる、そんなお店です。

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  • monokraft

    「人と共に老いる家具」をコンセプトに、木の特注家具を製作しています。木の性質を生かし、変化を恥わいとして楽しみながら、日常生活の中で長く大切に使ってゆける家具をつくっています。来店は予約制なので、事前にお電話を忘れずに。

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  • KONCENT

    ものづくりを通して世の中を元気にする会社、h conceptが2012年にスタートさせたデザインプロダクトショップ。オリジナルブランドをはじめ、全国の企業や産地と作り上げた製品を取り扱っています。見ているだけで楽しい商品がたくさん揃っています。

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いかがでしたか? 蔵前はいまでは外国人観光客も多く訪れる、日本のものづくりを体験できる魅力的な街になっています。たまには繁華街を離れて、東東京をのんびり散策するのもおすすめです。数多くの発見と驚きに出会えること間違いなし。ぜひ5月の休日は蔵前を訪れてみてください。