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伝統を守りながら現代の風を感じさせる西洋料理を味わって 銀座「資生堂パーラー」

資生堂パーラー レストラン

銀座で華やかな佇まいを見せる資生堂パーラーの在る建物、東京銀座資生堂ビル。女性なら足を運びたくなるカフェやレストラン、バー、目にも楽しいお土産スイーツの数々、ちょっと敷居が高いと感じるかもしれませんが、実はとても親しみやすい場所。今回は伝統ある資生堂パーラーのレストランにお邪魔して、その歴史と人気のメニューについて伺ってきました。

 

資生堂パーラーの創業は古く、1902年。日本初のソーダー水と当時珍しかったアイスクリームの製造販売から始まりました。ソーダファウンテンという機械を使って、当時は20種ほどの味があったそうです。

 

1928年頃のメニューが残っていたので撮影させていただきました。アイスクリームソーダはかなりの高級品であったことがわかります。

 

資生堂パーラー レストラン

 

今回取材させていただいたレストランは1928年から始まりました。本格的な西洋料理を店としてスタートした当時は、カレーライスとチキンライスが人気のメニュー。新橋の芸者さんがお得意さまで、オーケストラボックスがあり生演奏をしていたという華やかな場所だったそう。その当時の雰囲気を模したのが今のレストランで、2001年に完成しました。吹き抜けのある開放的な空間は、当時を彷彿とさせます。

 

資生堂パーラー レストラン

 

メニューでは、昔ながらのチキンライスやミートクロケットなど、今でも味わいを変えずに守り続けているものがあります。それは、親子3代でご来店くださるお客さまが、昔と変わらない味を世代を超えて楽しんでいただくため。お祖母さまがお孫さんに「私が昔食べたものなのよ」と懐かしげにお話しする、微笑ましい光景もそこにはあります。

 

資生堂パーラー レストラン

 

格式高いレストランでは、お子さまの入店をお断りするところもありますが、このレストランではそういった決まりは設けていません。そこが他とは違うところのひとつです。

 

現在の資生堂パーラーは伝統の味を守りつつ、新しい取り組みにも挑戦しています。そのひとつが調理長が考えた、こだわりの食材を使った「シェフのおすすめコース」です。月替わりで展開するこのコースは素材を厳選し、特別な楽しみを味わえます。

 

また、いま注目されている低糖質のメニューも考案されました。5月からは低糖質のオムライスを提供していて、お米の量や具材を工夫するなど、調理長がこだわって作っています。

 

ちなみに、下のフロアにあるサロン・ド・カフェでは、名物のストロベリーパフェが糖質10グラムで食べられるという驚き。

 

すべてはお客さまに楽しんでいただきたいという心配りから。家族みんなで味わえるように様々な試みに挑戦しています。

 

今回の取材では、レストランで人気の「オムライス」伝統の「ミートクロケット」と「アイスクリームソーダ」をご用意していただきました。

 

資生堂パーラー レストラン

 

まずはオムライス。これは伝統のチキンライスをオムレットで包めないかというお客さまの声から誕生した一品。つやつやの美しい仕上がりが目にも美味しそうです。中に包まれたチキンライスもコクがあり深い味わい。

 

資生堂パーラー レストラン

 

次は伝統の味を守っているミートクロケット。こちらは1931年に3代目調理長が発案したメニューで、仔牛肉とハムとベシャメルソースがサクッとした衣に包まれています。色づくくらいに揚げてから、オーブンで火を入れてから提供するので、外はサクサク、中はトロッとやわらかめの食感がたまりません。

 

それぞれの料理に添えられたパセリは素揚げされたもの。なかなか素揚げのパセリを見ることはないと感じましたが、これもお客さまに味わって食べてもらえるようにとも気遣いから。香りが豊かで良いアクセントになっています。

 

資生堂パーラー レストラン

 

最後に、定番のアイスクリームソーダ。取材させていただいたのはレモン味。定番はレモンとオレンジの2種で、その他に月替わりで季節のフルーツを使ったソーダが登場します。

 

こだわりは本物のフルーツの味と香りがお客さまに伝わるよう、シロップにフルーツを漬け込んで味を出していること。気分が落ち込んでいるときに飲むとふわっと気持ちが上がるような、爽やかな一品です。炭酸は強すぎず、アイスクリームもなめらかで、それぞれを交互に味わっても、混ぜてみてもと、3通りに美味しいところがポイント。

 

資生堂パーラー レストラン

 

お皿やクロスに資生堂のロゴがさりげなくデザインされているのも素敵。

 

どれをとっても美しく、口にして幸せになるようなメニューばかり。伝統ある資生堂パーラーのレストランに興味はあるけれど、敷居が高くてなかなか足を踏み出せないと感じている方にこそ、ぜひ味わってもらいたいと思いました。

 

伝統を守りつつ、新しいものを取り入れている資生堂パーラーのいまを味わいに、ご家族で、ご友人同士、また大切な方と訪れてみてください。きっととびきり素敵な思い出になること間違いなしです。

 

また、2018年5月28日には「ラゾーナ川崎」の中にサロン・ド・カフェがオープン。銀座へ足を運びづらい方でも気軽に資生堂パーラーの味が楽しめそうですね。

 

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